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レラカムイ、サーモンカテゴリーの開発について
2012年11月 1日 | 沼田純一の開発部屋
2012年カタログから再び登場した「レラカムイ」の名称。
この名前は以前に海アメ、海サクラモデルとして製作したロッドと同じです。
カタログでもご案内の通り、NEWレラカムイシリーズは、北海道のターゲットに向けた専用ロッドシリーズとして、多くの対象魚をカバーするものとして登場しました。
2013年、そのラインナップはいよいよ完成に近づきます。
今年リリースしたロックフィッシュモデル、ライトエギングモデルに加え、海アメ、海サクラといった海マスカテゴリー、河川や湖のトラウトをターゲットとしたフレッシュウォーターのトラウトカテゴリー、そしてサーモンカテゴリーの3つのラインナップを予定しています。
今、手元には外観まで施したサンプルがあります。
北海道のアングラーによるフィールドテスト、さらに我々もフィールドに立つことで、ブランクのブラッシュアップをしていく段階です。
来期のそれぞれのゲーム開幕に合わせリリースを予定しています。
ちなみにこちらは先日のサーモンモデルのテストシーンの一コマです。
サケ狙いでは、ウキルアーというシステムを使ってのゲームが主になります。
ルアー単体でも釣ることはもちろんできますが、表層近くでゆっくりとアピールするという目的からフロートを使うのが一般的です。それに最大で50g前後のスプーンをセット。
さらに、スプーンにタコベイト+エサとセットしていくと、そのウエイトは重いもので70g前後になります。
サーモンモデルは、まずこのウエイトをしっかりとキャストできることが前提です。
そして、サケの強烈な走りを受け止めるパワーも必須になります。
ただ、このサケ、見た目とは違い、バイトは繊細。基本的にフロートはアタリをとるためのものではなく、ルアーのレンジをキープするのが目的。フッキングは手元に伝わる信号で判断します。
「コツッ」といったアタリが断続的ないし単発で表れ、このバイトを感知し、タイミングを合わせてフッキングに持ち込みます。
これがまた難しいのです。
だからこそ熱中して釣りに没頭してしまうのですが、これをロッド性能という側面からみると、重いリグがキャストできて、パワーでねじ伏せるだけのロッドでは十分でないことが分かります。
フッキングに持ち込むまでのティップセクションのある程度のフレキシビリティも備えてこそ、サーモンゲームの妙味でもある、バイト〜フッキングの過程をサポートできるものになります。
tackle
ROD:レラカムイ RSTS-136H+(プロト)
REEL:ステラ4000
LURE:フュージョンワイド45g
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