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ショアスロー基礎講座4/2016.5.12
2016年5月12日 | 沼田純一の開発部屋
今回はショアスロー専用ジグについて詳しく書いていきたいと思います。
スローブラットキャストシリーズでは上の写真のように3種類のジグをラインナップしています。
フォールスピードが速い順に左から「ワイド」「スリム」「オーバル」となるのはvol.3(http://www.palms.co.jp/blog/2016/04/3201644.php)にてご紹介した通りです。
まず、初めてのフィールドで投入することが多いのはスリムです。
これはフォールスピードが中間に位置することと、ほぼ水平姿勢を保ったままの沈下姿勢は、ショアスローにおけるベースとなるためです。
スリムの全ウエイトをまとめて計測した場合の平均フォール速度は約80cm/1sec。
これを頭に入れて、フィールドのおおよその地形を把握します。
・ フルキャストしてカウントダウン
・ どの位置にカケ上がりが存在するかを調べる
・ ボトムコンタクトから底質を予想する
・ 左右方向の地形の変化
このようにしてまずは自分が釣っている地形を知ることからゲームをスタートしています。
これ以外にも潮流の変化などもジグを投入することで見えてきます。
この段階で魚からのコンタクトがあればいうことなし。
反応やバイトが出たレンジ、距離に絞り込んで釣りを進めます。
ただ、多くの場合はそんなに簡単ではないですね。
ロッドを持ち替え、ジグのアクションの大きさやピッチを変化させても反応がない場合は、タイプの異なるジグに交換します。
ワイドもしくはオーバルへのチェンジですが、釣り始めでは手早く探る意味もあってワイドをチョイスすることが多いです。
その後も同様に各レンジをチェックしていきますが、ここまででかなりのヒントが得られるはずです。ベイトの有無、本命に限らずフィッシュイーターの存在などです。
ここまでくればおおよそのターゲットを想定してレンジを絞り込み、反応の良いタイプのジグを使って、最適なカラーを探り当てる流れです。
ちなみにフルキャストした先でも水深2〜3mといった、遠浅のフィールドでもショアスローは可能です。
このようなフィールドではピッチが速くなりがちなので、水中のイメージが掴めるまではオーバルで確実にフォールを把握するのも有効です。
ただ、ダイレクトにパワーが伝わりやすいので、リアフックがリーダーを取るトラブルを避けるように心がけてください。
ワイドであればこのようなトラブルは少なくなります。
ベイトフィッシュが確認できる場合や、上空の鳥の様子からベイトが確実に入っていると判断した時には、時間帯に限らずリアルカラーから入ることが多いです。
具体的にはクリアマグマ、もしくはゼブラグローです。
ゼブラグローについては万能カラーと捉えていて、状況を探る際にも出番が多いです。
ちなみにカラーローテーションの際にはベースカラーを対照的に変えるようにしています。
シルバー、ゴールド、レッドといった具合です。
これにグローの有無といった感じで絞り、最終的に背中の色をアジャストすると効率が良く感じます
ちなみにベイトっ気がない場合には、ゴールドベースで探ることが多いです。
このゴールド系、補食対象が甲殻類と思われる状況にも対応するため、根魚、フラット、マダイなど多彩なターゲットに効く色の1つです。
なおレッドベースは深いレンジではシルエットで見せるイメージです。
時に根魚やタチウオ、当歳の回遊魚などに特効となることがあるので、ボックスには必ず入れている色の1つです。
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