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ザ・スメルト&ザ・ダックス/2018.4.4
2018年4月 5日 | 沼田純一の開発部屋
長年の実績を築いてきたスメルト&ダックスシリーズが2018年モデルチェンジをして登場します。
その名もザ・スメルトとザ・ダックスです。
ライトショアジギングにおける多くのシーンを網羅することができるこの2種類のジグについて、それぞれのパフォーマンスを詳しく解説していきます。
ザ・スメルトのアウトラインは“ブギーウォークスメルト”からの血統を引き継いでいます。
最も大きな変更点はウエイトマスの変更です。
左右対称で、かつエッジの効いたデザインにすることで、前後方向ではセンター寄りの重心を維持しつつ、上下方向では体幹方向にウエイトを集中させています。
これによりスメルトが目指すロッドワークに対するレスポンスを向上し、加えてフォール時のアピール力を高めています。
これらの要素が大きくスライドさせることも、小さいアクションで水に絡めるようにアクションをさせることも、よりにリアルハンドでコントロールすることを可能にしています。
釣り始め、魚のコンディションが掴めない状況下では、様々なアクションで当日のヒットパターンを探し出し、そして絞り込むことが必要になります。
そのようなシーンにおいても、幅広いアクションに対応するザ・スメルトを入れることで状況判断を的確に行うことが可能です。
ハイスピードリトリープ、ワンピッチジャーク、ジャカ巻き等のベーシックなメソッドから、スローリトリーブによる水に絡めるようなナチュラルアクション、さらにはフォールを多用した下方向での喰わせまで対応します。
優れたサーチ能力という意味でも出番が多いモデルと言えます。
センターバランス&細身のシェイプのザ・スメルトは、アクションのバリエーションが豊富であることのほかに、シルエットそのものがベイトにマッチしやすいという特徴も備えています。
これは小イワシやキビナゴに代表されるスモールベイトを偏食するターゲットに対しても口を使わせやすくする要素です。
続いてザ・ダックスです。
ザ・スメルトとは対照的な、ややファットなシルエットを持つモデルです。
こちらもアウトラインは“ダックス”のそれを踏襲したものですが、よりエッジの効いた体側デザインと、厚みを増すことでより重心を集中したボディデザインへと進化しています。
ロッドワークに対してはコンパクトな範囲で頭を回すアクションを発揮し、リトリーブでは比較的水押しの強いベイトライクなアクションを生み出します。
リトリーブに対するアクションは、水中のみならず、水面付近でスプラッシュを伴ったアクションとしても活用することができます。
これは水中ではどうしてもそのスケールゆえに小さくなりがちな存在感の増大という意味で有効な手段になります。
水面〜水面直下でスプラッシュ&バブルでアピールすることで、ターゲットに対してジグの存在そのものをアピールするのです。
加えてこれはマイクロベイト対策としても有効になります。
これは水飛沫や泡がジグのシルエットをカモフラージュするイメージです。
一見すると相反するように感じるかもしれませんが、ターゲットに見つけてもらうアピールと、チェイスしてきた魚に対して躊躇なく口を使わせることを融合したメソッドです。
ダックスが得意とする操作法のひとつとして是非試してみてください。
ザ・ダックスのコンパクトなシルエットは、逆風下での安定した飛距離の獲得や、潮流の速いエリアにおいてボトムタッチを容易にすることにも寄与しています。
比較的水深のあるフィールドでは手返しを良くすることも欠かせない要素ですが、ザ・ダックスの高いシンクレートを活用することにより、短い時合いの中でもより多くのキャストを可能にします。
今回のモデルチェンジではカラーバリエーションの見直しも行いました。
新色として加わるのはライブカタクチとマスキングブラックです。
ライブカタクチは緑の背中と紫の側面を持つカラーです。
グリーンそのものは、ゴールドベースにも採用している通り、状況によっては特効的な力を秘めた色と感じています。
今回はライトショアジギングにおいてメインベイトとなるカタクチイワシのイメージをスケールホロベースで製作しました。
イワシカラーとならんでリアルベイトイミテートのバリエーションとして是非お試しください。
もう1色はマスキングブラックです。
こちらはジガロシリーズにラインアップしているカラーですが、今回ザ・スメルトとザ・ダックスにも加わりました。
リアル系のアピールは欲しいけど、反射が強すぎると感じる場面や、澄み潮・晴天下において積極的にシルエットで見せたい場面、もしくは全く逆にローライト下や濁り潮の中でグローや反射系とは異なるアピールが欲しいシーンでお試しください。
もともとは色にうるさいタチウオ対策としてヘキサ−というジグに存在したカラーですが、回遊魚に対してもより丁寧なカラーローテーションを可能にする一手として活用いただけるはずです。
また、今回は標準装備されるリアフックが2種類になっています。
トリプルフックを装着した標準仕様と、シングルフックを装着した西日本仕様です。
これは主にライトショアジギングで狙うターゲットの違いによるもので、回遊魚に加え、ボトム付近でロックフィッシュを狙うことが多いフィールドでは、根掛かり対策としてリアにシングルフックの装着を希望される声が多くありました。
これにより西日本仕様としてシングルフックモデルをラインアップに加えることにしました。
青物を中心に狙うライトショアジギングに向けては従来通りトリプルフックを装着したモデルを標準仕様としてリリースします。
(西日本仕様と謳ってはいますが、いずれのモデルも全国区での取り扱い商品となります)
ザ・スメルトとザ・ダックスそれぞれが備える特徴を引き出すことがターゲットの反応を得るための近道になります。
上図はそれぞれの特徴をまとめたものになります。
ザ・スメルトでサーチするか、ザ・ダックスで高活性のターゲットから獲っていくか。
ナチュラルに喰わせるか、アピールで魅せるか・・・。
思い思いのゲームスタイルでライトショアジギングを楽しんでください。
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