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ヘキサーサーベル /2020.07.06
2020年7月 6日 | 沼田純一の開発部屋
いよいよ夏タチウオシーズン。フィールドによってはすでに大型のタチウオゲームが始まっているところもありますね。今回はボートタチウオ専用ジグ“ヘキサー サーベル”をご紹介いたします。
すでに前回のブログでも少しだけご案内したこのヘキサー サーベル。 ショアゲーム専用モデルのヘキサー ハーセンと比べると若干前寄りのウエイトバランスを持っています。
とは言ってもジャンルはリアウエイトジグになります。
このウエイトバランスはバーチカルで使用する際の上昇方向と、フォール時の下向き方向のアクションのバランスを追求した結果です。
タチウオ自体は、活性にもよりますが非常に派手なアクションから極めて静かなアクションのルアーまで反応する魚です。
ボートからのタチウオジギングにおいては、いずれにしてもジグの軸をしっかりと見せることが重要であると考えています。
これは初代ヘキサーをリリースした時から、タチウオジグに求めている性能の1つです。
これはいたずらにラインブレイクを増やすことなく、しっかりとバイトを掛けていくことを目的としているからです。
ヘキサー サーベルの上昇時のアクションは、軸をキープしながら派手なフラッシングを発生するものです。
これは多面体ボディと相まって、軽快に首を振らせつつもしっかりとアピールするバランスにより生み出されます。
強めのロッドで操作するとそのアクションはさらに大きなものになりますが、メタルウィッチクエストαタチウオモデルのようにジグのウエイトに追従する専用ロッドであればアクションの破綻はありません。
入力に対してしっかりとアクションさせることができる点、そしてそれをコントロールできることが可能なジグがヘキサー サーベルです。
エリアによってタチウオジギングのフックシステムは多彩を極めます。
もっともジグのアクションを妨げるフックパターンとしてはリアトリプル(もしくは4本フック)+フロントトリプル(もしくは4本フック)アシストです特に近年の東京湾などで主流となるスプリットリングによるアシストフック(ワイヤーを使用しないフック)は、ウエイトが重いアシストを頭に持ってくるため、ジグ自体のアクションをスポイルしがちです。
そんなフックパターンにも対応し、しっかりとアピールすることができるレスポンスとアクションを備えています。
もちろんフロントに軽量なフックを持ってきた場合は、大きなアクションになりすぎないように、ワンランクロッドパワーを下げたり、下向きにロッドをホールドするなどの対処によってジグのアクションをコントロールすることが可能です。
次にフォールアクションです。
上昇アクションから意図的にスライドさせて、そこから完全にフリーで落とす場合、ジグは比較的横を向きやすくなります。
しかし最も重要なのは、ある程度のテンションを掛けた状態でのフォール(ベイトリールのクラッチを切った状態でライン抵抗を受けている状態)で発揮されるアクションです。
この時ジグはテールを下にしながらもイレギュラーなスライドを織り交ぜつつバイトを誘います。
これは特に狡猾な大型タチウオ対策としては非常に重要な性能です。
なぜなら大型のタチウオや、スレた状況下でのゲーム、低活性の魚を相手にした場合などは、バイトのほとんどがフォールに出ることが多いためです。
気がつかないうちにジグに歯型だけ付いていた...。
これはそんな魚たちの一瞬のバイトがあった証拠です。
是非クラッチを切って、そのままスプールの回転を見ていてください。
ごくわずかに止めや、違和感が伝わる瞬間があるはずです。 これを掛けていくのも、またタチウオジギングの醍醐味でもあるのです。
ヘキサー サーベルのカラーラインアップは、ハーセン同様8色となります。
定番のブルピンやフルグロー系はもちろん、ゼブラUVを採用した(シルバー、アカキン、ゼブラグロー)カラー、さらにはスレた状況を打破するためのステルス系もラインアップしています。
夏タチシーズン、ぜひヘキサーとともにスリリングな駆け引きを楽しんでください。
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